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Collection of Goodbyes ~別れのモノがたり~

“移民” ”海外ルーツ”。人がカテゴリー化され、個人間の多様性が見えづらくなることに違和感を覚えた。誰もが人生で経験するであろう「別れ」を通し、”海外ルーツ”を持つ1人1人の人生ドラマを覗く機会をつくりたい。

”海外ルーツ”を持つ人の「別れ」にまつわる思い出の品の写真とそれにまつわるエピソードをZINEに掲載する。この作品はクロアチアにある「失恋博物館」という奇妙な展示施設のオマージュである。当施設は世界中の人から、「失恋」にまつわる思い出の品を集め、出展者自身のエピソード付きで展示するというものである。私は「恋バナ」という俗的なものが、社会問題を考えるきっかけになるのではと考え、今回の作品制作に至った。

プロジェクト企画・製作者: Naoko Yokoyama

2021.07.12

どうしてこの作品を作ったのか?

「海外ルーツ」を持つ持たない関係なく、誰もが経験しうる「別れ」を共有してもらうことによって、「海外ルーツ」のラベリングから人々を解放し、個人の多様性を強調する。

「海外ルーツ」という人同士を区別するような表層的なカテゴリーに対して懐疑的に考えて欲しいというメッセージが込められている。 また、多文化共生という堅くて重いテーマをポップに表したいと考え、その類の話に興味がない人にも見てもらえる可愛らしいデザインにした。 これは、クロアチアに所在する「失恋博物館」という展示企画から構想を得た。当展示は世界中の人から集めた「失恋にまつわる思い出の品」を本人の解説付きで展示するというものである。私は展示作品を通じて、話す言語も違い、顔も名前も知らない人同士が「展示作品」を通じて互いの人生に想いを馳せている空間が存在していることに感銘を受け、失恋博物館のオマージュ作品として、今回のZINEを制作するに至った。

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企画・製作者

Naoko Yokoyama

都内大学三年生。教育学と言語教育専攻。恋バナ大好き。将来は東南アジアで日本語教師をしたい。ミャンマーに平和が再び訪れますように。